テスト時間を33%短縮したAboCom

ライトポイントがAboComの最高品質と最短時間を保証

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「AboComの第一の目標は、最先端の技術を活用して、競争力のある価格で高品質の無線製品を提供することです。ライトポイントのテストプラットフォームは、品質を保証し、最短時間で、費用効率に優れた方法で製品を市場投入することに役だっています。R&Dと製造においてライトポイントテスタを使用すると、問題の特定と修正までの時間が日単位から分単位にまで短縮できます。当社は、EVMおよびその他の信号品質の評価指標を利用して品質を保証しています。エンジニアがテストプログラムを書く必要がないので、テスト対象製品1つあたり平均6週間短縮できます。さらに、テスト時間も33%短縮されるので、株主の皆さんには直接的なコスト削減といえます」

AboCom Systems、設計グループアソシエイト バイスプレジデント カルヴィン・チャン(Calvin Chang)氏

AboCom Systems

1995年に創設されたAboComは、無線技術ソリューションのリーディングプロバイダーです。その顧客には、Cisco-Linksys、Hawking Technology、Xterasys Corp、Ploanex Communication Inc.などが名を連ねています。アクセスポイント、PCカード、ルータ、信号ブースタ、USBデバイスなどの質の高い製品を競争力のある価格で提供していることで有名なAboComは、OEM/ODMビジネス部門における世界的売上の急増を経験してきました。無線ソリューションへの需要の高まりを受けて、AboComは、業界の最先端を走り続けるとともに、無線のエンターテインメント用の音声および動画製品の提供も計画しています。

課題

毎月多数の顧客に対して何十万台もの製品を提供するスピーディーな企業として、AboComは高品質な無線ソリューションの提供を第一の目標に掲げています。確実にこの目標を達成することは、顧客に対して製品のパフォーマンスを保証しつつ、できる限り100%に近い歩留まりを維持できるということです。生産に入る前に、少量のサンプルをテストし、期待される性能要件を満たしているかを確認します。しかし、何千台もの大量生産製品の品質を保証するのは難しく、時間のかかる作業です。

2004年のWLAN 802.11g CardBusおよびミニPCIカードの生産の初期段階では、AboComの歩留まりは目標を下回っていました。同社は、効率性と信頼性に優れたテストソリューションの実現のために、継続的な歩留まり改善プロジェクトに着手しました。それまで、AboComではスペクトルアナライザなどの装置を使用して無線製品をテストしていましたが、EVM測定機能はありませんでした。また独自のテストプログラムの開発もせねばならず、エンジニアリングスタッフによる膨大な労力が必要でした。装置のキャリブレーションにもエンジニアリングチームの時間が割かれました。

この状況の改善に、AboComのR&Dエンジニアは費用効率の高いベクトル分析とデバッグが必要でした。一方、R&Dおよび製造グループはEVM測定にも対応する費用効率の高いテスタが必要であり、製造スタッフはテスト時間を短縮できる効率的なテスタが必要でした。歩留まりの向上、一貫した製品品質とパフォーマンスの保証、テスト時間の短縮を可能とする新たなテストアプローチがあれば、最高の技術によって顧客の要求に応えつつ新製品のより迅速な市場投入を実現できると、AboComの誰もが分かっていたのです。

ソリューション

早くからライトポイントのテスタを採用しているAboComですが、最初にライトポイントを採用したのは効率性と信頼性に優れた製造テスト環境が決め手でした。この環境が、同社の継続的な歩留まり改善プログラムに不可欠な役割をはたします。テストソリューションには、R&D用のLitePoint IQview® 802.11a/b/g/n WLAN Test Solution、製造用のLitePoint IQflex ® 802.11a/b/g/n WLAN Test Solution、およびTexas Instruments (TI)製チップセットを使用したデバイスに最適化されたLitePoint IQfact™ 製造テストソフトウェアが含まれます。

LitePoint IQviewとLitePoint IQflexは広帯域の単一テスタで、802.11a/b/g/nのトランスミッタおよびレシーバのすべてのテストを実行できます。MIMOおよびオプションのBluetooth + EDRを含む統合VSAおよびVSG機能を搭載しています。IQviewおよびIQflex WLANワンボックステスタ上で動作するLitePoint IQfactテストプログラムは、無線OEMメーカーに、TIベース製品を迅速かつ容易に費用効率の高い方法で開発、テストする方法の提供を目的としたTIとのパートナーシップの成果です。

AboComはすぐにライトポイントのテスタを導入し、これが新たなテストプログラムのきっかけとなり、即時に効率が改善しはじめました。現在、AboComは数十の製造ラインでライトポイントのテスタを利用し、毎月何十万もの製品をテストしています。こうした製品には、無線ルータやアクセスポイントなどの11b/gモジュール、Compassクライアントカード、USBドングル、TCIアダプタなどがあります。RalinkのチップセットにもとづくMIMOベースの製品の製品投入に際して、AboComはR&Dの試験および製造においてもライトポイントのテスタを利用しました。

長年にわたるAboComのパートナーであり、ライトポイントの販売パートナーであるAce Solutionは、Realtek、ZydasおよびAtherosなどのさまざまなチップセットメーカー用のAboCom製造ソリューションに付加価値の高いサポートを提供しています。Aceは、オンサイト研修や先進エンジニアリングサポート研修も実施してきました。

効果

より多くのお客様が一貫した品質とパフォーマンスに満足しています。ライトポイントのテスタは、EVMおよびその他の信号品質の評価指標を使用してトランスミッタのパフォーマンスを直接測定することで、一貫した製品のパフォーマンスと品質を保証します。つまり、AboComはR&Dサイクルの中で問題点を見極め、修正できるということです。製造中にパフォーマンスの問題が発生した場合、AboComはR&DのLitePoint IQview、および製造段階のLitePoint IQflex中でパラメータを比較することにより、迅速に問題を特定し修正します。結果的に、顧客が期待する品質が達成できるため、返品が最小限に抑えられます。

歩留まり改善によるコスト削減: 2004年の歩留まり改善プログラムを通して、IQviewの機能の多くが、AboComの歩留まり4%改善という実績に貢献しました。ベクトル信号アナライザー、スペクトラムアナライザ、電力計、および信号分析ソフトウェア、エラーベクトルマグニチュードI/Q不均衡、位相ノイズ、不要波信号および過渡効果、ならびに信号圧縮の影響を含むトランスミッタ障害測定といった全ての機能が1ボックスに収まっています。

テスト時間の短縮による直接的なデリバリー時間の短縮とコスト削減: ライトポイントのテスタを製造段階で使用することにより、AboComはテスト時間を33%短縮しました。これは、毎年何百時間という直接的な時間の短縮に相当し、製品をより迅速に顧客に届けられるようになったことを意味します。また、毎月の直接的な費用削減額は何千ドルにものぼり、いずれもAboComの財務実績に直接的な効果をもたらしています。

 

使いやすさによる製造時間の短縮: AboComがライトポイントを採用する以前に使用していたテスタは、設定が複雑で、保守やキャリブレーションにもエンジニアによる膨大な労力が必要でした。それに対しライトポイントのテスタは、エンジニアでなくても使えます。ライトポイントのテストソリューションにはテストプログラムも含まれているため、エンジニアがプログラムを開発する必要もありません。製造ラインにおいて、ライトポイントのテスタはAboComのテスト工程の合理化に貢献し、LitePoint IQflexは「自動テスタ」と称されるまでになっています。