MIMO
MIMOのテスト
多入力多出力(MIMO)は、効率的な無線範囲、データスループット、またはその両方を向上させるために使用される技術です。WiFi(802.11n)、WiMAX(802.16e-2005)およびLTEで使用されます。
簡単に言うと、同一のデータを複数のアンテナを使用して送信するもので、ダイナミックフェーズとゲイン調整を使用することで最適な信号を受信デバイスに「誘導」します。「ビームフォーミング」または「プリコーディング」と呼ばれており、システムは最初にチャンネルをサンプリングして現状を評価する必要があります。
「ダイバーシティコーディング」と呼ばれる範囲拡張のための別の手法では、時空間符号化を使用して、同一の信号を各アンテナに送信し、受信デバイス側の複数のアンテナおよびレシーバによるダイバーシチ受信を使用します。
「空間多重方式」と呼ばれるデータスループットの向上法には、高データレート信号を異なる低レートのストリームに分割し、各ストリームを異なるトランスミッタおよびアンテナに同時に送信する技術が利用されています。受信デバイスの複数のアンテナおよびレシーバに到達すると、それぞれ独自の空間シグネチャを持つコンポジット信号が、DSPを使用して切り離された後に再結合され、元の高レートの信号に再生されます。
MIMO対応デバイスの開発フェーズでは、正確に構造化された複数の送信(TX)信号を用いてテストする必要があります。同様に、トランスミッタ信号を取得し、正確に解析する必要があります。4x4 MIMOデバイス(1台で4つのトランスミッタとアンテナ、4つのレシーバとアンテナを持つ)では、実際のマルチストリーム開発テストに4つの信号ソース(例:VSG)と4つのアナライザ(例:VSA)と、それらを正確に同期する機能が必要です。
ライトポイントのIQnxnplusには、WiFiおよびWiMAX MIMO(802.11nおよび802.16e)のために、完全かつ総合的な開発テストを実施するための機能が備わっています。基本VSA/VSGユニットは、WiFiおよびWiMAX MIMOデバイスの両方のテストに使用可能なIQmax-750です。WiFi MIMOのみの開発であれば、IQnxnを利用します。
設計が安定していると考えられるMIMOデバイスの製造テストについては、WiFiテストシステム(IQflexなど)またはWiMAXテストシステム(IQmaxなど)をマルチポートのアダプタ(LitePoint MPTAなど)と組み合わせて使用し、スイッチしたVSG信号をデバイスのレシーバに提供し、VSAにより解析用にスイッチされたデバイスTX信号を取得します。
MIMOに関する詳細は、RF設計の「The Challenges of Testing MIMO 」(英語)[LINK]を参照してください。